週刊少年ジャンプ
高橋陽一
あらすじ
「ボールは友達」で有名な少年サッカー漫画。小学校から中学校、ジュニアユース選抜までが描かれている。言わずと知れた名作でサッカー普及に貢献した漫画である。世界を視野に入れている漫画はこの時代珍しかったと思われる。
天才少年である翼はブラジル帰りのロベルト本郷と出会う。ロベルトは全国で優勝出来たらサッカーの本場ブラジルに留学連れていくことを約束する。翼は全国制覇をして留学することができるのか!!
感想
サッカーを楽しんでいる姿が印象的な漫画。相棒の岬太郎もサッカーを楽しんでるイメージが強い。この楽しそうにプレーしているイメージのためもありサッカーを始める人が急増したらしい。この漫画ではどちらかというとライバルと脇役の方が多く練習をしている印象がある。
また、子供心を掴む必殺技も多数出てくる。有名なのはトライアングルハリケーン、ツインシュート、三角飛びなどがあり、実際に試してみようとした人は多いだろう。実際できないができそうな感じがする技だったように思う。そこもまた子供心を掴んだように思われる。このように色々な必殺技がある中主人公の翼だけはリアルでもできるシュートを使う。読者がサッカー選手を目指すことを配慮していた可能性もあるのかなと思った。
数多くのキャラクターが登場し印象に残っているキャラクターも多い中、特に印象に残っているのが日向小次郎(ひゅうがこじろう)だ。タイガーショットという壁にめり込むほどの威力があるシュートが必殺技だ。ボールを海に向かってシュートして、帰ってきたところをまたシュートするというのを繰り返す。しかも裸足で打つ姿が印象的。そして遂に虎は目覚める。完成したタイガーショットはとてつもない威力で森崎というゴールキーパーを吹っ飛ばす程だ。そして森崎は「ボールが怖い、、、」と一時期使えない状態になるほどのトラウマを抱える恐ろしいシュートである。
書いている内にテニスの王子さまに似ている気がした。流れ的には
巨人の星 → ドカベン → キャプテン翼 → テニプリって感じなのかもしれない。