週刊少年サンデー
雷句誠
概要
魔界の子供が王の座をかけて人間界で戦うバトル漫画
テンポも良く、シリアス展開だが笑えるところも多い良作。
人間と魔界の子供がコンビを組み戦い、生き残った者が魔界の王様になれる。
また、魔界の子供は人間界では人間のパートナーが本を読むことによって魔法を使うことが出来る。本を焼かれると人間界からいなくなってしまう。
あらすじ
記憶喪失となったガッシュが清麿(天才)の家に転がりコンビを組むことになる。
記憶がないガッシュだが魔物などの襲撃や魔界時代の友達と会い戦いのことを知る。
そして、魔界では出来損ないでいじめられていたガッシュだが戦うのが嫌いな魔界の子供などを見て、ガッシュは「やさしい王様」になるために戦うことを決め、王様になることを決意する。
清麿もガッシュを「やさしい王様」にするために協力する。
感想
魔界の子供が使う魔法が徐々に強くなっていき、わくわくしながら読むことが出来る。
バオウザケルガが見開きで「バオオォォ~」となっているシーンは見ごたえがある。
他にも弱かった仲間が新しい呪文を覚えて強くなっていくところも面白い。
このようにサブキャラたちもいい味を出しているところも見どころの一つだ。
また、笑えるポイントも多く見ていて飽きない。
ガッシュの好物がブリでブリをそのままかじっているシーンなどをみるとガッシュも魔物なのだなと感じる。
キャンチョメとパルコ・フォルゴレのからみも面白い。登場シーンでは多くの人が笑って、最後の方では多くの人が泣かされたことだと思う。
笑うところも、泣けるところもあり面白かったのだが最後の方が駆け足で進んでいくのが読んでいて分かる。
なんでだろうと思っていたが作者が小学館と対立しておりそのような最後になってしまったのかと思うと残念に感じる。