タッチ

週刊少年サンデー
あだち充

あらすじ

甲子園を目指す青春野球恋愛漫画

双子の兄弟である達也と和也、そして幼馴染の朝倉南。二人は小さいころに南を甲子園に連れていくことを約束する。しかし怠け者の兄は途中から野球をやめてしまい、弟の和也だけが野球を続けている。南との約束を果たすために努力を積み重ねてきた和也の実力は超高校級で甲子園出場がほぼ確実と言われるくらいになっていた。しかし、甲子園出場がかかった試合に向かう途中交通事故で死んでしまう。そして兄が弟の夢を果たすためにマウンドに立つ、、、

感想

人気知名度に負けないくらい面白い作品

全26巻中で和也が死ぬのは7巻と思ったより早く死んでいる。もっと長く生きていると思っていた。この漫画を読んでいると和也はいいやつだが可哀想でしかない。世間の人は南は和也から達也に乗り換えたと思っているが南は最初から最後まで達也に夢中なのである。あんなに頑張っていたのに達也なのである。それでも野球をすごい頑張っていた。しかし人を助けるために事故ってしまう。頑張って一つの夢は叶いそうだったのに、、、、。南の父親である南風のマスターも「甲子園だけは和也に行ってほしかった」みたいなことを言っているので、さらに可哀想になる。

全編を通して甲子園出場することが物語の主題となっている。そのため、出場した甲子園では有名選手が自己紹介するだけで試合シーンは一切ない。そしていきなり優勝している記念品が出てくるのも印象的だ。

また、この作品を読んでいて思うのことは作者は各話の題名を付けるのが面倒くさいのかセリフを題名に持ってきていることが多い。印象的な言葉があることが多くだいたいそれが題名になっている。

この漫画によく出てくる人物は思ったより少ない。バッティングの天才新田。ちょっと上手くなって調子に乗る吉田。完全にピエロの西村。すこし可哀想に思える西村の幼馴染。やくざみたいな監督。性格が悪いがたまに性格のいい一面をみせる新田の妹。定番のキャッチャー。犬のパンチとなっており主要キャラクターは少な目と言えるかもしれない。

タッチはとても有名で今でも多くの人が知っているだろう。20年前くらいは毎年夏にスペシャルで放送していた(関東)。しかも毎年盛り上がってきたところで夏休みが終了し、アニメの放映も途中で終わってしまうというなんともよくわからない放映の仕方だったのを覚えている(学校始まって見れなかっただけかもしれない)。

それと有名なのがオープニングの主題歌だろう。とてもいい曲で未だに甲子園の応援でも使われているし、色々なところで耳にする。

 

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