はじめの一歩

週刊少年マガジン
森川ジョージ

あらすじ

いじめられっこの少年がボクシングと出会い「強いとは何か?」をボクシングを通して求めていく物語。はじめは練習生と間違えられるくらい貧弱だが実家の釣り船屋で鍛えられていた筋肉と平衡感覚から繰り出されるパンチで周りを驚かせる。そして主人公はボクシングジムに通い続けるうちにボクシングに魅了されていく。ひょんなことから通いだしたジムにいる若き天才ボクサーとスパーリングを行うことになり、相手が油断していたこともあり見事勝利を収める。その後、若き天才ボクサーは次はプロの舞台で戦おうと再戦を約束し、ジムをさっていく。主人公は強さを知るために、そして約束の再戦を果たすためにプロのリングに上がる。

感想

笑いあり、シリアスありでとても面白い。ところどころに入ってくる笑いのセンスが高い。また、主人公がシリアスに戦うことがあるのは当然だが、主人公と以前戦った選手同士の試合があるのも魅力の一つ。読んでいるとキャラクター達も生きているんだなと思う。このように、脇役の試合もしっかりと描かれてる。対戦した相手だけではなく同じジムに通う仲間も見ていて面白い。天才の先輩が世界王者戦に挑戦などは目が離せなくなる。他にもお笑い担当の先輩など個性的な登場人物が多数出てくるのがとても好き。
魅力的な登場人物が多い中、最初に出てきた天才ボクサーが特にお気に入り、なぜか人と話すときに「宮田くん」と「くん」付けしてた。キャラクターは全然違うが、少し力石を思い出す位置づけのキャラクターだよね。
他にも天才の「鷹村」も好きだし、引退間近のお笑い担当「青木」、たまにボケる「木村」、天才と騒がれている後輩「板垣」、根性論を唱えつつ理論的な会長、宮田くんと少しキャラが被る「ヴォルグ」、関西人の「千堂」、会長のライバルたち等今後が気になるキャラクターが多数いるなぁ。

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