無限の住人


月刊アフターヌーン
沙村広明

概要

江戸時代が舞台。剣に生きる男たちの生きざまが描かれている。主人公は不老不死で刺されても死なないのが特徴。

あらすじ

主人公の万次はかつて同心を100人切り殺した過去を持っている。そんな万次は八尾比丘尼に不老不死になる薬を飲まされる

万次は100人切った償いに悪党を1000人切ることを誓う。

ある日、両親が殺された武家の娘に敵討ちの用心棒として雇われ逸刀流という剣豪集団を殺す旅に出る。

感想

綺麗な絵で細い線で良く描き込まれている。いろんな周囲の武器が出てくるのも見ていて面白い。強さ、自由、誇り等のために各々得意な武器で戦う戦闘シーンは必見。戦う前だが主人公がたくさん武器を出すシーンも好き。

また、戦いだけではなく不老不死の謎に迫るために万次が切り刻まれたりグロイシーンもある。カワウソはトラウマものだ。

無限の住人は後半になるほど面白くなってくる珍しい作品。物語のスピード感が出てくる。

この漫画を見ていて思ったのがやっぱ最強が出てくると自分の中でテンションが上がることが分かった。この漫画では最強の剣士は女性で、圧倒的な強さを誇っているので登場するだけで「お!来たな」と思ってテンションが上がる。「乙橘槇絵(おとのたちばなまきえ)」という名前だけで強そうだ。皆さんのテンションも上がることだろう。

他にも多くのキャラがでてくるのだが、もう一人好きなキャラは逸刀流「凶戴斗」。むかついた絵描きに棒を渡して教育しようとしたのだが逆に負けてしまったらしい。このとき刀ではなく棒を持たせた優しさのために生きていられた。まさに情けは人の為ならずってことだね。

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おまけ

もう一つ強く記憶に残っているのがファン投票をしたところ、応募総数2420票中837票が1人の吉乃瞳阿ファン(25歳学生)によって送られてきたらしく、見事組織票で1位(905票)に輝いたことだ。(2位は241票)

そして作者のコメントも面白い。200票で十分だったのに。とか50枚×837枚で41,850円掛かるので風俗行けただろうとかコメントしてる。

でもやさしいのがはがきを重ねた横に吉乃瞳阿を描いて返却したんだって。貰った方は捨てられないよね。すごいかさばりそうだけどww
気になる人は16巻巻末に書いてるので読んでみてください。


疑惑のファン投票1位のおかげか!?
投票の次の単行本17巻で吉乃瞳阿が表紙を飾る

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